フィラリアのお薬はいつまで?

「フィラリアのお薬はいつまで飲めばいいですか?」というご質問をいただく時期になりました。
蚊は気温が約14度以上になると吸血活動を開始し、14度以下では刺すことなく活動停止、または死にます。
フィラリア症の予防は蚊の活動期間中だけ投薬すればよいのではなく、蚊の活動開始1ヵ月後から活動終了1ヵ月後まで投与する必要があります。
蚊の活動期間に対して投薬期間が1ヶ月ずつずれるのは、フィラリア予防薬は実は「予防」ではなく、感染後に対処する「駆虫」だからです。
つまり、蚊に刺されてフィラリアがワンちゃんの体内に入ってしまってから、1ヵ月分まとめて殺すのが目的です。
「フィラリア予防薬」ではなく「フィラリア症予防薬」もしくは「フィラリア駆除薬」と言った方が解りやすいですね。

診察の時に毎月末日に投与をお勧めしているのも、その月に感染した(可能性のある)フィラリアを末尾にまとめて駆除しましょう。という意味があります。

当院で処方している フィラリアのお薬は主に4タイプです。

①錠剤・・・特に剤型にこだわらなければ一番シンプルです。

②チュアブル錠・・・お肉タイプです。錠剤の投与が難しいワンちゃんにお勧めです。

フィラリア予防のみのお薬

ノミ、ダニ、フィラリアのオールインワンタイプ 2種類のお薬をご用意しています。

③滴下タイプ・・・主に小型犬向けです。ノミの予防も同時にできます。

④注射・・・一度のお注射で1年間効果が続きます。毎月のお薬の投与が忘れがちな飼い主様や、

冬も蚊がいる地域にお住まいのワンちゃんに向いてます。

①②③のお薬を使用されているワンちゃんは11月もしくは12月の末までのお薬の投与をお勧めします。

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横須賀 つだ動物病院 津田 航