多くの犬種が注意すべき”変性性脊髄症”

コーギーのS君の脊髄造影CT検査を行ないました。
コーギーは変性性脊髄症(Degenerative Myelopathy:DM)が多く発生する犬種です。
DMは、痛みを伴わず、ゆっくりと進行する脊髄の病気です。近年、コーギーでの発生頻度が高く注目されています。
10歳くらいから症状が現れることが多く、後ろ足に力が入りにくくなります。
進行すると、病変は脊髄の前の方にも広がり、前足も同様な症状が現れます。
さらに進行すると病変は首の脊髄にも広がり、呼吸がしにくくなります。
通常、これらの症状は3年くらいかけて進行します。
確定診断は遺伝子検査と画像診断になりますが、まず同じような症状を呈する椎間板ヘルニアを除外する必要があります。
写真はMyelo CT(脊髄造影CT)の脊髄の断面の画像です。
幸いS君は椎間板ヘルニアはありませんでした。脳脊髄の検査と遺伝子検査の結果を待ちます。

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